客への謝罪強要事件 大阪市都島区の風俗トラブルに強い刑事弁護士
大阪市都島区のマッサージ店で働くAは、客Vに対してオプションとして性的サービスを施している最中、VがAにキスをしたことに腹を立て、Vに土下座で謝罪させている姿を動画に撮影してツイッターに投稿しました。
このツイートに対して批判の声が殺到したため、刑事事件化の可能性に不安を感じたAは、刑事事件専門の弁護士に相談することにしました。
(フィクションです。)
風俗業界では、料金の交渉やNG行為等について、風俗嬢と客との間でトラブルが生じることがありますが、昨今のSNSの普及により、このような風俗トラブルから生じたストレスや怒りに任せて無分別な行為を行い、場合によっては刑事責任を負いうる事態が生じています。
実際に、客に対して添い寝や簡単なマッサージ等を提供するリフレクソロジー(通称リフレ)店において、サービス提供中に客がキスをしたことに腹を立て、客に対して乱暴な言葉を含む説教を行い、謝罪させている様子を動画に撮影し、それがツイッターにアップされたという事例も起きているようです。
この動画に対して、やりすぎだとの批判の書き込みと同時に、犯罪にあたるのでは、との指摘も上げられているようです。
このような謝罪強要行為は、刑事事件化のおそれがあります。
刑法223条は、生命・身体・自由・名誉・財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、または暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、または権利の行使を妨害した者は、3年以下の懲役を科すと規定しています(強要罪)。
上記動画の中では、客に対して勤務先にばらすぞ等の発言があり、これが名誉に対して害を加える告知に該当する可能性があり、また、客に対して強硬な態度で謝罪を求め、客が土下座するに至っていることから、義務のないことを行わせたと認定される可能性もあります。
そうなれば、こうした謝罪強要行為が刑法の強要罪として処罰される可能性があるということになります。
客によるNG行為が強制わいせつ等の罪に当たるのかは別にして、客に対する行き過ぎた謝罪強要行為は、強要罪という別の犯罪となる可能性がありますので、万が一刑事事件化した場合には、刑事事件に詳しい弁護士に相談することをお勧めします。
大阪市で、風俗客に謝罪を強要する行為で刑事事件化した方、またはその可能性がありお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
(大阪府都島警察署への初回接見費用:35,500円)