デートレイプドラッグの刑事事件 神奈川県逗子市の風俗トラブルは弁護士へ
会社員のAは、デリヘル店のサービスを利用し、神奈川県逗子市のラブホテルで風俗嬢Vと待ち合わせし、ホテルへ入りました。
ホテルの部屋へ入った後、Aは飲み物に強い睡眠作用のあるドラッグを混ぜてVに飲ませ、Vの意識が薄くなったのを見計らってわいせつ行為を行いました。
Aによる犯行後、Vは鈍い頭痛によって何らかの睡眠薬を飲まされたことに気づき、神奈川県逗子警察署に被害届を出しました。
その後、警察はAを準強制わいせつ罪の疑いで任意の取調べを行った結果、スマートフォンの履歴から、Aがいわゆるデートレイプドラッグを購入した事実が発覚し、AがVにデートレイプドラッグを飲ませたことを認めたため、警察はAを準強制わいせつ罪の疑いで逮捕しました。
(フィクションです。)
飲料に混入させ、服用した相手の意識や抵抗力を奪って性的暴行やわいせつ行為に及ぶ目的で使われる睡眠薬や抗不安薬等を「デートレイプドラッグ」と言い、昨今問題視されています。
その背景には、ネットのSNSや掲示板等を通じてデートレイプドラッグを入手しやすくなった環境や、デートレイプドラッグを混入させた酒であればコップ1杯で記憶や意識がなくなるとされる効果の高さがあります。
デートレイプドラッグを使用して昏睡または失神した相手に対し、性的暴行またはわいせつ行為を行った場合、それぞれ、強制性交等罪(刑法177条)および強制わいせつ罪(刑法176条)と同じものとして刑事責任を負います(刑法178条)。
また、デートレイプドラッグを使用して相手を昏睡または失神させただけで、その後に性的暴行やわいせつ行為を行わなかったとしても、例えばデートレイプドラッグの効果により意識障害や急性薬物中毒等の症状を引き起こしてしまった場合には、傷害罪(刑法204条)が成立するという判例もありますし、そこまでの症状が出なかった場合でも、昏睡や失神等をさせたことで暴行罪(刑法208条)が成立することが考えられます。
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(神奈川県逗子警察署への初回接見費用:38,700円)