東京都荒川区の風俗店で業務妨害トラブルに…適切な示談を弁護士に相談
Aは、東京都荒川区内の風俗店Vにおいて、支払料金を巡りトラブルとなり、その腹いせとして、後日営業中であったV店を訪れ、漂白剤若干量を床に撒き異臭を発生させ、V店の営業を妨害した。
その後、Aは、警視庁尾久警察署への被害届けの提出を取りやめてもらうこととの引き換えに、V店から示談金として500万円の支払いを請求された。
Aは、いくらなんでも示談金としては高すぎるのではないかと思い、示談交渉について経験豊富な弁護士に相談をすることにした。
（フィクションです。）
～業務妨害行為でトラブルに～
軽犯罪法では、他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害した場合を処罰対象としています。
「悪戯」とは、一時的なたわむれで、それほど悪意のないものをいうと考えられています。
今回のAの行った行為も、撒いた漂白剤が若干量と少ないことから、この「悪戯」に該当するものと考えられます。
もっとも、撒いた量の多寡や異臭の程度、撒き方などによっては、より刑の重い、刑法上の威力業務妨害罪が成立する可能性があります。
軽犯罪法違反となった場合に受ける可能性のある刑罰は、拘留又は科料となりますが、威力業務妨害罪となった場合には、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金と、非常に重いものとなります。
過去の裁判例では、前科無しの被告人が起こした威力業務妨害事件の場合で、求刑懲役1年のところ、懲役1年、執行猶予3年の判決が出た例も見られます。
～示談を迫られたら～
今回のように、警察などの捜査機関の介入が行われていない段階では、示談交渉により、当事者間で事件を穏便に終わらせることが可能です。
もっとも、事件化されたくない心に付け込まれ、一方的に不利な内容であったり、強引に高額な額の示談金が要求されることも珍しくありません。
こうした事態を防ぐには、適切な内容、条件、額の示談交渉を行う必要がありますので、刑事事件の弁護活動の経験豊富な弁護士にご相談されることをお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士であり、業務妨害などの風俗トラブル事件についての刑事弁護活動も承っております。
示談交渉の内容についてお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
（警視庁尾久警察署への初回接見費用：37,100円）
