妊娠詐欺で風俗トラブル~神奈川県逗子市の刑事事件の接見対応の弁護士
神奈川県逗子市のデリヘル店に勤めるAは、店には秘密で常連客と本番行為を行い、追加のサービス料をすべて自分のものとしていました。
Aはさらにお金が欲しくなり、定期的に本番行為を行っている常連客Vに対して、「Vの子を身籠った。仕事が続けられなくなる補償金と、中絶手術費用を払ってほしい」と虚偽の妊娠の事実を告げ、Vから100万円を受け取りました。
しかし、Aがその後もデリヘルの仕事を続けていることがVに発覚し、Vは神奈川県逗子警察署に対して詐欺罪の被害届を出したため、Aは警察署から出頭を求められました。
(フィクションです。)
通常、風俗店は管理買春による摘発を回避するために、店に勤務する風俗嬢に対して客との性行為(本番行為)を行わないよう厳しく指導しています。
しかし、一部では、風俗嬢が客との密約により本番行為を行い、その事実を店には知らせずに、本番行為の代金をすべて自分の所得とすることが行われているようです。
一般的な風俗トラブルでは、実際に風俗嬢と本番行為を行って妊娠させてしまい、その手術費用や休業損失の補償金を求められる民事事件が多いですが、中にはお金欲しさに、虚偽の妊娠の事実を告げ、客からお金を騙し取って詐欺罪の刑事事件に発展する例もあります。
刑法第246条は、人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処するとして詐欺罪を規定しています。
詐欺罪における「人を欺く」行為には、法律行為の動機に関して錯誤の陥らせ、相手方が真実を知れば財物の交付をしないであろうというべき重要な事項について虚偽の意思表示をするものも詐欺罪にあたるとされており、妊娠という男女間の重要な事項を原因とする金銭の詐取は、詐欺罪に当たると考えられるでしょう。
また、妊娠を理由にした詐欺罪の刑事事件から、相手方に妊娠の事実を誤信させるために、虚偽の診断書やエコー写真等を偽造することによって私文書偽造行使等の罪が成立することも考えられます。
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(神奈川県逗子警察署への初回接見費用:38,700円)