福岡県筑紫野市の出張エステ強制わいせつ事件

福岡県筑紫野市の出張エステ強制わいせつ事件

福岡県筑紫野市に住むAは、デリバリータイプの出張エステ店をよく利用していました。
その店では女性は衣服を脱ぐことはなく、男性が女性の身体を触ることも違反行為とされ、禁止されていました。
しかしある日、いつものように出張エステの女性を呼んだAはエステ中に興奮してしまい、女性の尻や胸を触ろうとしてしまいました。
女性は嫌がり、抵抗していたのですが興奮の収まらないAは無理矢理に女性の身体を触り、キスまでしてしまいました。
女性はすぐさま携帯電話を取り出して店へ連絡し、すぐに出張エステ店従業員が駆け付ける事態となりました。
駆け付けた従業員はすぐさま警察に連絡し、Aは福岡県筑紫野警察署に連行されて強制わいせつ罪の被疑者として取調べを受けることになってしまいました。
その日は釈放されたAでしたが、後日逮捕もあるのではないかと不安になったAは刑事事件に強い弁護士の無料法律相談に行くことにしました。
(この事例はフィクションです)

~おさわり禁止店での違反行為~

近年は性感エステや性感マッサージのように基本的には女性が脱がず、男性から女性へのおさわりも禁止というソフトな風俗店も多く存在します。
こういった店は個室型のみでなく、今回の事例の様に自宅やホテルへの出張タイプもあります。
ホテルなどの密室で密着した形の施術となるため、思わず女性の身体に触ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、嫌がる女性に対して無理矢理に身体を触ったり、キスしたりといった行為をしてしまうと強制わいせつ罪となってしまう可能性があります。
今回のAの行為も強制わいせつ罪に当たる可能性が高いです。

~強制わいせつ罪~

強制わいせつ罪は、刑法第176条に規定されており、暴行、脅迫を用いてわいせつな行為をした者は起訴されて有罪が確定すると、「6月以上10年以下の懲役」に処されます。
暴行、脅迫については「強制わいせつ罪の暴行は、被害者の意思に反してわいせつ行為を行うに必要な程度に抗拒を抑制するもので足りる」(名高判平15・6・2判時1834)とした裁判例があります。
さらに、胸を触るといったわいせつ行為自体が暴行だと判断されることもあり、同意がなければ強制わいせつ罪となってしまう可能性が高いです。
さらに、相手にけがをさせてしまい、強制わいせつ致傷罪(181条1項)となれば、「無期又は3年以上の懲役」という法定刑が規定されているため、こちらは裁判員裁判対象事件となってしまいます。
例えば今回の事例で女性が逃げてベッドから転がり落ちて、けがをしてしまったりすると、裁判員裁判対象事件となる可能性があるのです。

~風俗店での刑事事件~

出張エステ店などの風俗店で刑事事件に該当する行為を行ってしまった場合、風俗店側がどのような態度に出るか分かりません。
被害女性の代理人として示談交渉を持ち掛けてくる可能性もありますし、女性にすべてを任せることも考えられます。
女性にすべて任せ、女性が個人的に告訴したような場合には、個人では示談交渉の糸口すら見つけられない状況に陥ってしまうこともあります。
しかし、風俗トラブルに強い弁護士ならば、刑事事件化しないように示談交渉をしていくことができますし、刑事事件化している場合でも検察官や警察と交渉してなんとか被害者と示談交渉ができるようにします。
強制わいせつ罪は親告罪ではなくなりましたが、それでも、示談の締結はとても重要な活動です。
例えば、起訴の前に示談が締結できていれば不起訴となることも十分考えられます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では刑事事件では刑事事件、風俗トラブルに強い弁護士無料法律相談初回接見を行っています。
ご予約は0120-631-881にて24時間受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
福岡県筑紫野警察署までの初回接見費用 36,700円)

 

無料相談ご予約・お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー